トライアスロンの聖地といえば、アメリカ合衆国ハワイ島コナ。この地で開催されるアイアンマン世界選手権に出場できるのは、各国の予選で年代別上位に入った数名のみ。世界中の猛者が集うアイアンマン世界一を決めるレースが10月8日(土)に開催され、このレースに参加したFUJIサポートライダーの秋葉 憲幸選手よりレポートが届きました。
※使用バイク:FUJI NORCOM STRAIGHT1.1
今年のアイアンマンハワイ世界選手権はニュージーランドで早々に権利を獲得していたので精神的余裕はあったのですが、2週間前にITUのロング世界選手権に日本代表として出場していたので、かなりの強行軍のスケジュールとなりました。
スイム3.8Kはいつも通り、一番インコースを陣取り、沖合は少しうねりがあったものの、さほどバトルもなかったことと、毎朝のスイム練が効いたのか、ノーウェットで一番タイムのいい58分でアップしました。
バイク180kmは相変わらずの溶岩道路特有の高温多湿でかつアップダウンと強風を伴うコンディションの中で前半はフォームを意識してできるだけ風やアップダウンで体力を消耗しない走りを心がけましたが、自重していたとはいえ、外国人の速さが異常なほどで、前半は数百人は抜かれてしまった気がします。後半は前半のフォームを維持して少しペースアップ(結果的にはイーブンになりますが)させ、前半ほど抜かれることもなく5時間28分で終えました。
ラン42.195Kは前半は遮るところがない直射日光の中で走りましたが、こちらも前半は抑え気味に走り、後半はそのままの感覚でスピードを維持してゴールすべく、しっかりエイドでも焦らずに止まって補給することを心がけたこともあり、3時間28分と、酷暑の割にはまずまずのタイムでフィニッシュすることができました。
トータルは10時間6分とサブ10には届きませんでしたが、ハワイではなかなか10時間切りが難しいコースコンディションの中での10時間6分は上出来だったと思います。ただ、総合で512位、エイジでも287人完走中、49位という成績は全員各地のアイアンマンを勝ち抜いた選手とはいえ、世界の壁を痛感する結果なので、3種目の更なる強化、特にバイクは5時間で走る力を見につけるべく、NORCOMを乗りこなしたいと思っております。
応援ありがとうございました。
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