2016年3月30日水曜日

雑誌掲載のお知らせ(BSM - Bicycle Style Magazine - )

2016年3月25日発売の雑誌「BSM (Bicycle Style Magazine)」Vol.10(笠倉出版社)においてFUJIのバイクが紹介されましたので、お知らせいたします。

今号の「BSM」の特集は「保存版 万能クロスバイク最新バイヤーズガイド 2016」。様々な自転車のいいところ取りをしたクロスバイクを徹底的に紹介しています。FUJIのバイクはこちらのページで紹介されました。



誌面で紹介されたモデルはこちら。

TREAD F Link → スペック等詳細
新たに加わったグラベルロードTREADのフラットバーバージョン。街中の舗装路から悪路まで難なくこなす高い走破性で、シマノSORAにカーボンフォークとワイドタイヤ、ディスクブレーキを搭載。行動範囲が広い方にちょうど良いスペックの次世代クロスオーバーバイク。
Size:48cm, 50cm, 52cm, 54cm, 56cm
Color:Matte Black, Valencia Orange

Matte Black

Valencia Orange(誌面掲載カラー)


先日、TREAD Fのオフィシャルカスタムバイクを2種類ご紹介しましたので、まだの方は【こちら】からご覧ください。



*誌面の詳細については書店にて「BSM (Bicycle Style Magazine)」Vol.10をお買い求めの上ご覧ください。

2016年3月28日月曜日

サイクリングロードは"みんなのもの" -SBAA広報-


SBAAのマナーアップの情報記事がCyclistさんでWEB連載されていますが、
その第3回「サイクリングロードは"みんなのもの"」で丹羽なほ子さんが
FUJIのPALETTEに乗って登場しています。


SBAAのマナーアップにFUJIの車体が使われるって何かの間違いじゃ…
と思われる方もいるかもしれませんが、実はPALETTEはSBAA認定車なんです。
見た目だけでなく安全面でもイケてないと安心して乗れないですからね。

それにしても一番クレイジーなラテンイエローカラーをチョイスいただきましたが、
こうやって見てみると意外と乗りやすそうなカラーリングだと思いませんか?
今年はブラジルのリオでオリンピックが開催されますし、
こういったブラジリアンカラーのアイテムがボチボチ流行りそうな予感です!


車体画像をクリックすると製品の詳細ページへ移動します。
Cyclistさんでの掲載記事はコチラでチェック!

2016年3月24日木曜日

SUB by FUJI -TREAD F CUSTOM-

全国各地で桜の開花宣言が出ているようで、一気に春の陽気に包まれて来た今日この頃。
暖かくなるとアウトドアしちゃいたくなるのは人間の性ですね、間違いないです。
ただ花粉症さえ無ければ...ということで今回のテーマは、


FUJIのニューモデルのTREAD Fのオフィシャルカスタムバイクを2種類ご紹介します。
ところでタイトルのSUBて何?サブ?という声が聞こえましたのでお答えします。
SUBというのはFUJIが勝手に呼んでいるマルチパーパスバイクの総称で、
正しくはSPORTS UTILITY BIKE、略してSUBです。車で言うところのSUVです。


TREAD FはFUJIのグラベルロード「TERAD」のフラットハンドルバージョンで、
シクロクロスバイク「CROSS」のプラットフォームにSORAコンポを搭載したハイブリッドバイク。
レースフレームならではの剛性とジオメトリー、そしてロードコンポに35cタイヤを標準装備しているので、
様々なシーンをこれ1台でカバーできる、欲張りな人にもってこいのバイクとなっています。
ちなみにフレームデカールのグレーの部分、これリフレクト素材を使ってます。
両カラー共通です。さりげない部分なので一応アピール。

ということで、まず1台目のカスタムバイクをご紹介。


バレンシアオレンジカラーの48cmサイズをベースにカスタムしております。
かなりのライトチューンなので、どこをカスタムしたのか一見分かりにくいと思いますが、


標準仕様のホイールは700cですが、650cに換装しています。
ディスクブレーキだとこういうカスタムもできちゃいます。
タイヤ外周のクリアランスが稼げるので太いタイヤを履かすことができます。


タイヤはTIOGAのFS100で幅2.10インチで純正と比べてかなりワイドめです。
エアボリュームが大きいので乗り心地が格段に良くなるのと、
未舗装路では接地面積が増えるので安心して走行できるし、足付きも良くなるというメリットも。
27.5ホイールだと2.10インチ幅のタイヤはクリアランス的にNGなので、
予め寸法を確認してからカスタムするのが吉です。タイヤとホイール以外はノーマル仕様です。


24あたりのBMXのようなストリートライクな雰囲気だけど走行性能も妥協しない、
FATTYなスタイリングがシーンを問わず個性を主張する、というところがポイントです。
足回りのカスタムはダイレクトに乗り味に変化を与えるので、
多少コストはかかりますが皆さんに是非トライしてほしいと思います。

そして続いてご案内するのは...


いわゆる正統派アウトドアスタイルのツーリングカスタム。
マットブラックカラーの54cmサイズがカスタムベースとなっています。


前後キャリアを装着してフロントにはハンドルバーマウントのロールバッグ、
リアには両サイドにパニアバッグを装着し積載性がかなり上がっています。
頑強なプラットフォームは積載量にも余裕があって良いです。


キャリア装着にはステーを固定するボルトマウントが必要となりますが、
TREAD Fには前後共にマウントが設けられているので、ボルトオンで装着可能です。
今回使用しているのは前後ともBLACKBURN製のキャリアです。
フレーム、キャリア共にマット仕上げて統一感があって渋い仕上がりです。


フロントバッグはハンドルバーにマウントするタイプでこちらもBLACKBURN製です。
内側のグレーの筒状のバッグをロールして固定するタイプで、荷物の量でサイズ調整可能です。
ライトはお馴染みMAGLITEで更にアウトドア感をプラス。


パニアバッグもBLACKBURNで統一。耐水性に優れたギアを用いることでタフな環境でも荷物をしっかり守ります。
キャリア中央のバンドで固定されている塊はPATAGONIAのダスパーカーです。
寒くなったらコイツを羽織ってやると快適ですね。
キャリア、バッグ類以外は全てノーマルです。


荷物がたくさん乗るということはそれだけ用途の幅も広がるという事で、
数日かけてのツーリングはもちろんのこと、調理具や食材を積んで日帰りBBQなんかも楽しそうです。
但し、無限に載せれる訳ではないのでキャリアの注意書き(最大積載量)は要チェックです。

ちなみにこないだ発売されたBICYCLE NAVIでもFUJIを取り上げていただきました。
こちらはグラベルロードのTREAD 1.3です。面白い記事なので今すぐ書店でゲットしましょう!


ということでTREAD Fのカスタム例をご紹介してきました。
これらはほんの一例なので、こういった目的別にカスタムする以外にも
ドレスアップカスタムには無限の方向性がありますし、フラットバーに飽きたらドロップ化も可能なので、
1台で3台分ぐらい楽しめるバイクとなっています。バイクの詳細はコチラでチェック!


2016年3月23日水曜日

米国・キューバの国交正常化

昨日、3月21日はアメリカ、キューバ両国にとって記念すべき日となりました。
昨年7月に宣言された米・キューバの国交正常化の実務の一環として、
オバマ大統領がキューバを訪問、実に88年ぶりの米大統領の訪問となったわけで、
国交断絶から54年を経て、中米の歴史が新たに動き出そうとしています。

©ロイター通信

この動きがスポーツの分野にもたらす影響はかなり大きいと思われます。
国交断絶後にこれまでメジャーリーグで活躍してきたキューバ人はいずれも亡命者でしたが、
今後はアメリカや日本の野球リーグからの直接オファーも増えることでしょう。
オリンピックで度々日本とメダル争いをしたことも記憶に新しいと思いますが、
野球に限らず世界に通用するアスリートがキューバにいることは周知の事実です。

なんでFUJIがキューバの話なんかしてんの?と大勢の方が思っていると思いますが、
それが大アリなんです。

2016 TRACK ELITE

今後5年間にわたって、FUJIがキューバのナショナルトラックチームの
機材サポートをおこなうことが決定しました。
その総額は$200,000で日本円でおよそ23,000,000円規模の機材提供となります。
えらい太っ腹だなと思って聞いていましたが、有力選手がいるようなので1人だけご紹介。


Arlenis Sierra選手。
ロンドンで開催されたトラック世界選手権女子ポイントレース銅メダルを獲得した有望選手。
今年23歳で、リオそして東京オリンピックでの活躍も期待できますし、全力で応援していきたいと思います!


2016年3月22日火曜日

雑誌掲載のお知らせ(MONOQLO特別編集【完全ガイドシリーズ127】自転車完全ガイド)

2016年3月22日発売の雑誌「MONOQLO特別編集【完全ガイドシリーズ127】自転車完全ガイド」(晋遊舎)においてFUJIのバイクが紹介されましたので、お知らせいたします。

掲載はP.42の「2016最新ミニベロ ベストバイ」ページ。FUJIのHELIONがミニベロ部門でベストバイ 1位に選ばれました。


表紙左下にも掲載されています。



誌面で紹介されたモデルはこちら。

HELION Link → スペック等詳細
FUJIの定番ミニベロ「ヘリオン」。軽快な走行を可能にするクロモリフレームに、フラットハンドル仕様で取り回しが楽なので用途を選ばず日常のパートナーとして最適な一台。44cmサイズは小柄な女性でもジャストフィット。
Sizes:44cm、50cm
Color:Trad Silver、Khaki

Trad Silver

Khaki



ロングライドも可能なドロップハンドルの姉妹モデル HELION R は「ロードバイクさながらの走り」と紹介されました。

HELION R Link → スペック等詳細
FUJIのリアルスポーツミニベロ「ヘリオンR」。細く美しいクロモリフレームにSTI仕様のシマノCLARIS搭載でコンパクトボディながらロードさながらの本格走行を可能にする。44cmサイズは小柄な女性でもジャストフィット。
Sizes:44cm、50cm
Color:Vapor Gray、Rising Sun

Vapor Gray

Rising Sun



*誌面の詳細については書店にて「MONOQLO特別編集【完全ガイドシリーズ127】自転車完全ガイド」をお買い求めの上ご覧ください。

2016年3月18日金曜日

ブース出展のお知らせ(うめきたフェスティバル2016)

3月26日(土)に大阪梅田のグランフロント大阪で開催されるイベント「うめきたフェスティバル2016」の試乗会にブース出展しますので、お知らせいたします。



グランフロント大阪 ゲキテキ・シゲキの10日間
今春4月26日にまちびらき3周年を迎えるグランフロント大阪では、まち全体を会場として、新しい都市の祭り「うめきたフェスティバル2016」が開催されます。「学びと文化」「食文化」「エンターテインメント」「国際交流ビジネス」などのテーマの下、多彩なイベントやコンテンツをラインアップ。このまちを訪れる人、働く人、住まう人など、国内外からの幅広い層の方々が、日常とは違う初めての体験を通して、新しい気づきや発見をし、ハッピーになれるイベントをお届けします。幕開けは、最先端技術とメディアアートパフォーマンスがコラボレーションした「ナイトパレード」。驚きと楽しさの10日間にご期待ください。

うめきたフェスティバル2016 開催概要
名称:うめきたフェスティバル2016
期間:2016年3月25日(金)〜4月3日(日) の10日間
会場:グランフロント大阪 全エリア
内容:全34イベント
入場:無料 ※一部有料イベントがあります。
主催:うめきたフェスティバル2016実行委員会
*Link → イベント公式サイト

試乗会 開催概要
*FUJIの出展ブースはこちらのイベントになります
名称:うめきた自転車&スマートモビリティフェスタ
日時:2016年3月26日(土) 11:30〜16:30
会場:北館 西側道路
参加:参加申込不要、参加費無料
*Link → イベント公式サイト内試乗会告知ページ


試乗は、グランフロント大阪 北館の西側公道2車線を封鎖した、往復で200mの特設コースとなります。ぜひこの機会にFUJIのバイクをご体感ください。当日FUJIブースにご用意する試乗車は以下の通りです。
*車体画像はイメージです。実際の試乗車の仕様とは異なります *車体画像クリックで拡大

SL 1.1 Link → スペック等詳細
ALTAMIRAの後継モデルとなるオールラウンドロード。類い稀な軽さだけでなく、高剛性かつ振動吸収性に優れたその特性は、あらゆる状況でその恩恵が受けられる。ハイエンドモデルとなる1.1はC15ウルトラハイモジュラスカーボン採用で、未塗装時のフレームとフォークの合計重量は1kgを下回る。
*Link → SL SPECIAL CONTENT

試乗車Size:52cm、試乗車Color:Carbon / Citrus


SL 2.5 Link → スペック等詳細
SLのミドルグレードでシマノ105仕様の完成車バージョン。フレーム素材はC10ハイモジュラスカーボンで、FC-440フルカーボンフォーク装備で8.1kgという上位モデル譲りの軽さを誇る。1.1とほぼ同等のライドフィールで、ミドル~エキスパートクラスでその実力を発揮する。

試乗車Size:52cm、試乗車Color:Navy / Blue


TRANSONIC 2.7 Link → スペック等詳細
TRANSONICのミドルグレードとなるシマノ105搭載モデル。SLグレードとプラットフォームを共有することでそのハイレベルな空力特性を継承。C5カーボンとFC-440フォーク採用で、基本性能を維持しながら優れたコストパフォーマンスとクラスを超えた軽さを実現。

試乗車Size:52cm、試乗車Color:Carbon / White


ROUBAIX 1.3 Link → スペック等詳細
FUJIが誇るハイエンドアルミロード。ドライブトレーンはシマノ105で統一し、優れたパフォーマンスとメンテナンス性を誇る。2色展開でどちらも日本限定カラー。

試乗車Size:54cm、試乗車Color:Matte Black / Red


ROUBAIX 1.5 Link → スペック等詳細
こちらはシマノ新型Tiagra搭載モデル。プラットフォームやホイールなどの各パーツは上位グレードと共通でコストパフォーマンスに優れる。こちらも2色展開でどちらも日本限定カラー。

試乗車Size:46cm、試乗車Color:Fuji Blue


SPORTIF 2.1 Link → スペック等詳細
操作しやすく快適なライディングをもたらすフレーム設計に、シマノSORA搭載でホビーレースからロングライドまで幅広く対応。日常をスポーツに変える、初めての一台にピッタリのエントリーロードバイク。

試乗車Size:54cm、試乗車Color:Black / Blue


TREAD 1.3 Link → スペック等詳細
グラベル(砂利等の未舗装路)での走行も視野に入れたハイブリッドロードバイク。ディスクブレーキにワイドタイヤ、駆動系は新型のシマノ新型Tiagraを搭載。街中に溶け込む配色ながらも、シクロクロスフレームをベースに使用しているので、レース機材としての使用も可能。

試乗車Size:52cm、試乗車Color:Dark Gray / Orange


TREAD F Link → スペック等詳細
新たに加わったグラベルロードTREADのフラットバーバージョン。街中の舗装路から悪路まで難なくこなす高い走破性で、シマノSORAにカーボンフォークとワイドタイヤ、ディスクブレーキを搭載。行動範囲が広い方にちょうど良いスペックの次世代クロスオーバーバイク。

試乗車Size:48cm、試乗車Color:Valencia Orange


*試乗車は事情により変更させていただく場合があります。
*イベントの詳細についてはイベント公式サイトをご覧ください。

試乗会のお知らせ(サイクルショップ203)

3月27日(日)に大阪 南堀江のサイクルショップ203において試乗会が開催されますので、お知らせいたします。



固定ギアは危ない?怖い?
ピストバイクの醍醐味のひとつでもある固定ギア。しかし、その使用感は愛好家でも意見が分かれています。一度も乗ったことがないのによくわからないので否定している人もいます。かっこいいから固定ギアにしたけど、実際乗りにくかった…。そんな失敗もしたくありません。

固定ギアを体感しよう!
ピストバイクの試乗会をおこないます。事前の登録なしで「TRACK PRO」「STROLL」「FEATHER」に試乗いただけます。ピストバイクの購入を迷っている方、FUJIのピストの現車を見たい方、固定ギアを体感したい方は是非ご参加ください!

日時:2016年3月27日(日) 12:00〜15:00 *雨天中止
場所:サイクルショップ203 大阪市西区南堀江2-3-8(立花通りとなにわ筋の交差点の北西角)
*Link → サイクルショップ203



当日にご用意する試乗車は以下の通りです。(画像クリックで拡大)

TRACK PRO Link → スペック等詳細
A6-SLアルミ採用の本格派トラックレーサー。トラック競技で熟成されたこのアルミ合金は軽量と高剛性の両立により、オーバルからストリートまでライダーの意のままに操ることが出来る。Fフォークとシートポストはカーボン製、クランクには定番のOMNIUMを搭載。マットブラックは日本限定カラー。

試乗車Size:52cm、試乗車Color:Matte Black



STROLL Link → スペック等詳細
ストロールが装い新たにモデルチェンジ。フェザー同様シングルスピードのドライブトレーンとなり、スタイリッシュなヨーロピアンテイストのシングルスピードとして生まれ変わる。クロモリフレームにポリッシュリムなどのクラシカルテイストでワンランク上のライフスタイルを演出。

試乗車Size:52cm、試乗車Color:White



FEATHER Link → スペック等詳細
もはやスポーツバイクの1ジャンルとして定番となったシングルスピード。そのパイオニアとしてシーンをリードするフェザーは、シンプルな機能美が乗り手の個性を最大限に引き出すリアルストリートバイク。定番のマットブラックとオーロラホワイトに、魅惑のミッドナイトパープルと街に映えるピンクの全4色展開。固定ギアは別売り(¥1,500税別)

試乗車Size:49cm、試乗車Color:Pink





*当日はヘルメットやグローブ類を各自ご用意ください。
*試乗に際しては身分証明書などをご提示ください。
*試乗会の詳細についてはこちらも併せてご覧ください。

2016年3月17日木曜日

アイアンマン ニュージーランドで世界戦権利獲得!~サポートライダー秋葉 憲幸選手~

3/5(土)アイアンマン ニュージーランドに出場し、見事アイアンマン世界戦への切符を手にしたFUJIサポートライダー秋葉 憲幸選手からのレポートが届きましたので、ご紹介します。


・日時:2016年3月5日
・レース名:アイアンマン ニュージーランド
・場所:ニュージーランド タウポ
・使用バイク:2016 NORCOM STRAIGHT1.1
・結果:総合83位/1,253人中 45-49歳エイジ7位/167人中
・タイム:9時間52分8分


2016年最初のレースは早々にアイアンマン世界戦の権利を獲るべく、3月のアイアンマンニュージーランドに照準を合わせてトレーニングを積んできましたが、ハイレベルなレースだけに、しっかり準備しないと権利は獲れないため、仕事と両立しながらギリギリの状態で練習を行ってきました。
しかしながら、睡眠時間が少なかったのか、レース直前でひどい風邪に見舞われ、そのまま完治できずにレース当日を迎えてしまいました。選手としては一番あってはならない事態となりましたが、無理をせずに権利だけでも獲れる意識だけは持ってスタート地点に立ちました。

 <SWIM> 3.8km /57:07
やはりスイムスタート直後に過呼吸気味になり、安全を期して一度コースから外れて1分ほど呼吸を整え、再スタートしました。その後も続くようならリタイヤもやむなしと思いながら泳いでいましたが、途中から落ち着いてきたのでいつも通りのスイムに戻り、57分でアップしました。

 <BIKE> 180km/5:23:57
バイクコースはほぼフラットですが、これが曲者でアップダウンよりも足を回し続けないといけないことと、スピードコースのため、フラットのスピード練習をしないと難しいと言われています。そんな練習はほとんどしたことがないので、いつも通りのマイペースでと走り続けるのですが、それでも平地速度は38km/hくらいを維持しないといけないのでとにかく効率いいペダリングだけを考え走っていたら何とドラフティングでストップされて5分のペナルティを受けてしまいました。今年から前方とのバイクの距離が12mに長くなったことで12mの距離感が正直分からなかったと反省もありますが、マーシャル曰く、10m前後だったとのこと。素直に5分間ボーっとし、また再スタートしました。40km地点でドラフティングを取られ、残り140kmをまた一から走り直すにしても一度足が止まるとまた波に乗るのに体力的にも精神的にも辛い状態でしたが、ここで崩れないのが良かったのか、5時間23分(ペナルティ抜きで5時間18分)でフィニッシュ。体調が優れない割には良く走れましたが、今年から乗る新しいノーコム ストレートは、自分が効率よく走れば走るほどバイクがそれに応えてくれる丁寧なバイクなので、ガツガツ漕ぐ外人タイプよりも私のようなコツコツ丁寧に走る日本人の方が合っているのかもしれません。

 <RUN> 42.2km/3:22:25
相変わらず脚が残るバイクのおかげで何とかハワイの世界戦圏内を目指すべく気持ちを切り替えてスタートするも、コースが湖の湖畔沿いかと思いきや、アップダウンコースで事前のコースレギュレーションを全くチェックしていないのでこれまた前方に待ちうける坂に愕然としながら走り始め、更に深呼吸をするとむせるという致命的な心肺状況の中でも、意識はずっとムリムラムダのないフォームと、腹圧、骨盤ランに集中して咳が出ないギリギリの呼吸で走ることができ、3時間22分、トータル9時間52分でフィニッシュできました!

 <総評>
今回のニュージーランドでアイアンマン世界戦(ハワイ)のスロットは55ありますが、私の年代は、かなり参加者の多い年代なので6枠ありました。しかし結果は何と7位・・・次のクオリファイレースを探さないと・・・と思いつつ、レース翌日のスロットミーティッグで誰かが権利を返上するのを祈りながら待っていると年代3位の選手が何とすでに他のアイアンマンレースで権利を持っているので要らないとのこと。その瞬間に私に権利が回ってくることが確定し、周りの友人たちと抱き合って喜び、ランで同じ年代の選手を6人近く抜き、ラスト500mでも一人抜いての7位だったので最後の最後まであきらめない気持ちが大事だと痛感したレースでした。

 10月の満月に一番近い土曜日に行われるアイアンマンハワイ世界選手権でのエイジ表彰台が最終目標ですが、今回のレースで今の練習量では厳しいのかなという思いもあります。
今回エイジチャンピオンのオークランドの選手は聞けば週に35時間も練習しているとのこと、実に私の倍以上です。それをうらやましいとは思いませんが、更に質でカバーできるトレーニング方法を考えないといけないかもしれません。またノーコム ストレートの性能もまだ自分の能力がついてきていない感じもあるので、今後は試行錯誤しながらも、早くバイクの性能に自分の力が追い付くようにバイクスキルを磨き、10月のハワイに備えたいと思っております。

2016年3月14日月曜日

全日本学生RCS優勝 ~FUJIライダー 明治大学 小林和希選手レースレポート~

明治大学 自転車部3年生の小林 和希選手は、大学1年生よりFUJIサポートライダーとして活躍。昨年の全日本学生ロードレース・カップ・シリーズでは、惜しくも2位に甘んじましたが、今年は見事ポイントランキングでは圧勝で優勝を遂げました。
シリーズ最終戦が、3月13日(日)明治神宮外苑の周回コースで開催され、その時のレースレポートを頂きましたので、ご報告します。


日時:2016年3月13日(日)
場所:明治神宮外苑クリテリムコース
バイク:FUJI REMIX SST1.1
サイクルシューズ:LINTAMAN ROAD ADJUST PRO


1周1.5km×20周 30km 結果9位。
このコースは少人数での逃げが決まりやすいレースで、今回も逃げる選手には敏感に反応して走っていました。
足の調子よく、スプリントに持ち込めたら優勝できそう!と言った感じでした。序盤から、アムステルダム大学の選手がアタックをかけ、集団のペースもかなり早かったです。
他の大学のメンバーを見ても、逃げがあまり決まらないのでは?と思っていました。
後半まで決定的な逃げは決まらず、にスプリントの展開に持っていけると思っていたのですが、コーナーでの落車もあり、少人数での逃げが決まってしまいました。
そのまま4名の選手に逃げ切られ、その逃げを追走する4名、その後ろの集団でスプリントという形でした。
スプリントでは頭をとり9位。やはり、自分はスプリントでしか勝てないと思ったと同時に、逃げを許してしまった事がとても悔しかったです。最終戦は9位でしたが、ロードレースカップシリーズ年間総合チャンピオンに輝くことが出来ました!!


1年間はあっという間でしたが、振り返ってみるととても濃い1年間でした。
この優勝をバネに、インカレ総合優勝に向けて、また練習を積んでいきます!
4月から、バイクの方は変わってしまいますが、ここまでFUJIのALTAMIRA、SSTに乗って戦ってこれた事はとても光栄です!
多くの人達に応援していただき、これからもできるだけに期待に応えるべく取り組んでいきます。

※『全日本学生ロードレースカップシリーズ」(通称:RCS)とは、年間を通してポイントランキングやクラスカテゴリ分けをした学生競技選手のレベルに合わせたロードレースに参加できる機会の提供と競技力向上に寄与する目的に行われています。