・日時:2016年3月5日
・レース名:アイアンマン ニュージーランド
・場所:ニュージーランド タウポ
・使用バイク:2016 NORCOM STRAIGHT1.1
・結果:総合83位/1,253人中 45-49歳エイジ7位/167人中
・タイム:9時間52分8分
2016年最初のレースは早々にアイアンマン世界戦の権利を獲るべく、3月のアイアンマンニュージーランドに照準を合わせてトレーニングを積んできましたが、ハイレベルなレースだけに、しっかり準備しないと権利は獲れないため、仕事と両立しながらギリギリの状態で練習を行ってきました。
しかしながら、睡眠時間が少なかったのか、レース直前でひどい風邪に見舞われ、そのまま完治できずにレース当日を迎えてしまいました。選手としては一番あってはならない事態となりましたが、無理をせずに権利だけでも獲れる意識だけは持ってスタート地点に立ちました。
<SWIM> 3.8km /57:07
やはりスイムスタート直後に過呼吸気味になり、安全を期して一度コースから外れて1分ほど呼吸を整え、再スタートしました。その後も続くようならリタイヤもやむなしと思いながら泳いでいましたが、途中から落ち着いてきたのでいつも通りのスイムに戻り、57分でアップしました。
<BIKE> 180km/5:23:57
バイクコースはほぼフラットですが、これが曲者でアップダウンよりも足を回し続けないといけないことと、スピードコースのため、フラットのスピード練習をしないと難しいと言われています。そんな練習はほとんどしたことがないので、いつも通りのマイペースでと走り続けるのですが、それでも平地速度は38km/hくらいを維持しないといけないのでとにかく効率いいペダリングだけを考え走っていたら何とドラフティングでストップされて5分のペナルティを受けてしまいました。今年から前方とのバイクの距離が12mに長くなったことで12mの距離感が正直分からなかったと反省もありますが、マーシャル曰く、10m前後だったとのこと。素直に5分間ボーっとし、また再スタートしました。40km地点でドラフティングを取られ、残り140kmをまた一から走り直すにしても一度足が止まるとまた波に乗るのに体力的にも精神的にも辛い状態でしたが、ここで崩れないのが良かったのか、5時間23分(ペナルティ抜きで5時間18分)でフィニッシュ。体調が優れない割には良く走れましたが、今年から乗る新しいノーコム ストレートは、自分が効率よく走れば走るほどバイクがそれに応えてくれる丁寧なバイクなので、ガツガツ漕ぐ外人タイプよりも私のようなコツコツ丁寧に走る日本人の方が合っているのかもしれません。
<RUN> 42.2km/3:22:25
相変わらず脚が残るバイクのおかげで何とかハワイの世界戦圏内を目指すべく気持ちを切り替えてスタートするも、コースが湖の湖畔沿いかと思いきや、アップダウンコースで事前のコースレギュレーションを全くチェックしていないのでこれまた前方に待ちうける坂に愕然としながら走り始め、更に深呼吸をするとむせるという致命的な心肺状況の中でも、意識はずっとムリムラムダのないフォームと、腹圧、骨盤ランに集中して咳が出ないギリギリの呼吸で走ることができ、3時間22分、トータル9時間52分でフィニッシュできました!
<総評>
今回のニュージーランドでアイアンマン世界戦(ハワイ)のスロットは55ありますが、私の年代は、かなり参加者の多い年代なので6枠ありました。しかし結果は何と7位・・・次のクオリファイレースを探さないと・・・と思いつつ、レース翌日のスロットミーティッグで誰かが権利を返上するのを祈りながら待っていると年代3位の選手が何とすでに他のアイアンマンレースで権利を持っているので要らないとのこと。その瞬間に私に権利が回ってくることが確定し、周りの友人たちと抱き合って喜び、ランで同じ年代の選手を6人近く抜き、ラスト500mでも一人抜いての7位だったので最後の最後まであきらめない気持ちが大事だと痛感したレースでした。
10月の満月に一番近い土曜日に行われるアイアンマンハワイ世界選手権でのエイジ表彰台が最終目標ですが、今回のレースで今の練習量では厳しいのかなという思いもあります。
今回エイジチャンピオンのオークランドの選手は聞けば週に35時間も練習しているとのこと、実に私の倍以上です。それをうらやましいとは思いませんが、更に質でカバーできるトレーニング方法を考えないといけないかもしれません。またノーコム ストレートの性能もまだ自分の能力がついてきていない感じもあるので、今後は試行錯誤しながらも、早くバイクの性能に自分の力が追い付くようにバイクスキルを磨き、10月のハワイに備えたいと思っております。
0 件のコメント:
コメントを投稿