前回に続きまして、カタログ撮影に使用したでもバイクのカスタムネタばらしの第三弾です。
今回はFUJIと言えばのシングルスピードのド定番、FEATHERとTRACK PRO、
そしてモデルチェンジしたSTROLLのご紹介です。
KING OF STREET BIKEの称号を持つFEATHER。
ピストバイクを源流に持つシンプルな外観は、同時に多様なカスタムのベース車両にもなります。
今回も王道と言えるストリートカスタムを披露しており、
モデルの雰囲気に合った「盛り過ぎないカスタム」を表現しています。
フロントにノーブランドのプロトタイプのフルカーボンクリンチャーのバトンを履かせて、
サドルはB-15 Swarrow、バーテープはサドルに合わせてブラウンのレザータイプをチョイス。
シンプルなカスタムながら、ネオクラシックなストリート仕様へと生れ変わっています。
今回新色としてリリースされたミッドナイトパープルをベース車両に使用しましたが、
昼と夜で表情を変えるマットパープルは筆舌し難い有機的なグラデーションを見せます。
正に紫がかった夜明けの空かのような絶妙な色合いです。
気になる方は是非店頭でチェックしてみてください!
ホイールが非売品なので購入可能なバトンホイールの相場で換算した場合、
トータルのカスタム費用はおよそ8万円ぐらいでしょうか。
フェザーと言えば以前カスタムバイクコンテストでグランプリになった車体も
個性豊かなカスタムでカスタムの方向性の参考になるかと思います。
続きましてTRACK PRO。
もともとトラック競技用に開発されたガチのピストバイクですが、
メッセンジャー達のタフでメンテナンス性に優れた機材需要などからストリートでも重宝されるようになりました。
今回は、世界中で開催されているピストバイクレース「RED HOOK CRITERIUM」に参戦する
現役メッセンジャーの日常業務シーンというのがテーマとなっています。
レースではノーブレーキですが、仕事中は公道を走るのでブレーキを装着しないといけません。
なのでとりあえずTektroのレバーをOval Conceptsのカーボンロードハンドルにオン。
ホイールは決戦用のOval Conceptsの80mmフルカーボンチューブラーをセット。
クランクはオムニウムが標準装備なのでそのまま。サドルはOval Conceptsのカーボンレールタイプへ換装。
カスタム費用はホイールがお高いので総額約30万円也。レース機材なので必要枠と言えますね。
そして最後にSTROLL。
昨年までは内装3段で発売されていた同モデルですが、
今年からシングルギアに変更されてグッとお買い求めやすい価格になりました。
FEATHERと異なるコンセプトで、こちらはポリッシュパーツを多用したヨーロピアンビンテージを演出。
これが古き良き京都の街並にもフィットするから不思議ですね〜
このモデルが持つ本来の雰囲気を損なわず街中でも使いやすいようにというのがカスタムコンセプト。
タイヤはスキンサイドタイプに変更 (純正流用)しただけでクラシック感がより強くなります。
メッキ加工のライザーバーをチョップして、グリップではなくレザーバーテープを巻いています。
木製のバーエンドもアクセントとしてイイ味出しています。
サドルはリベット打ちでお馴染みサンマルコのリーガルをオン。
カスタム費用はおよそ2万円というライトチューンに抑えました。
ここから更に泥よけやキャリア、かごを付けるなど実用的なカスタムも可能なので、
乗り手の個性が反映されやすいバイクと言えますね。
これまではノーブレーキピストという粗悪なイメージを課せられてきたシングルスピードですが、
FEATHERやSTROLLはドレスアップを楽しみ、フリーギアで気軽に走行する人が増えてきて、
競技用ピストはオーバルトラックでの競技機材としてはもちろんのこと、
しっかりブレーキを付けて公道でロードバイクのように乗る人も増えてきているので、
SIMPLE IS THE BESTという人にはもってこいのバイクです!
駆け足でご紹介しましたシングルスピード編ですが、
次回はお待ちかねBALLAD、BALLAD Rのカスタムネタばらし編です。
お楽しみに!
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