2015年10月26日月曜日

FUJI custom bike for 2016 catalog Pt,4 〜カスタムネタばらし BALLAD / BALLAD R / PALETTE編〜

前回に続いて2016年モデルのデモバイクのカスタムネタのご紹介ということで、
今回はBALLADとBALLAD R、そしてPALETTEのご紹介です。

BALLADシリーズは、古き良きクラシカルテイストが持ち味のバイクですが、
それぞれ趣向を変えて個性的に仕上げられています。
まずはBALLAD Rから。


以前にニューヨーク紀行と題してマンハッタンやブルックリンの街中の自転車をご紹介しましたが、
ビンテージテイストのバイクはニューヨーカーの間でもホットなんです。
この写真も正にニューヨーク的なカットになってますが、ロケ地は大阪のど真ん中でんがな(笑)


カスタムコンセプトは往年のイタリアンビンテージロードで、
この雰囲気は昨年のカタログビジュアルに使用したデモバイクと同じオールドスクール路線ですね。


フロント周りは純正のドロップバーにDIA COMPEのDC165-EXとブラックのレザーバーテープのオン。
補助ブレーキレバーは見た目にクラシカルで実用性も高いのでタウンユースにはオススメですね。


サドルはバーテープの色に合わせてBROOKSのB-15 Swallowをオン。
定番のB-17よりレーシーなスペックで見た目にもスッキリしているのでロードとの相性抜群です。


タイヤは純正のブラウンサイドからスキンサイドタイプに変更。これは同モデルの他のカラーから流用。
FUJIのデカールもビンテージに準えて赤に白抜きの文字で雰囲気を醸し出しています。

カスタム総費用は3万5千円ほどで、これにフロントバッグを付けたりすると更にナウな雰囲気が出せそうです。
フレーム、フォーク共にクロモリのバテッド管で作られた本格使用なので、
逆にSTIレバーを付けたレーサータイプへのカスタムも実用的でカッコイイと思います。

続きましてBALLAD。


プラットフォームはBALLAD Rと共有でフラットバーながら高い走行性能が売りのBALLAD。
標準スペック的には街中での使用に特化した仕様となっており、
クラシカルテイストのフラットバーロードという個性的なパッケージとなっています。
様々なカスタムの方向性がある中で、今回はスタイリッシュな通勤快速仕様をテーマにしました。


パッと見たかんじFEATHERかなと思ってしまいますが、そこが今回のカスタムポイント。
ざっくり言うとビンテージロードをストリートカスタムしたかんじというのがコンセプトです。



このスタイルの大きな特徴となっているのがブルホーンバー。
トラックハンドルをチョップしてコットンバーテープを巻いたオールドスクール仕様。
そこにDIA COMPEのDC139ブレーキレバーを装着。バーに沿うレバー形状が何とも気持ちイイです。
この仕様だと様々なグリップポジションが可能なので、意外と実用的で女子にもオススメです。
シフトレバーはハンドルバーからダウンチューブへ移設。
サムシフターをダウンチューブへそのまま流用出来ないので別途レバーの購入が必要です。


サドルはサンマルコのリーガルでクラシカルかつスポーツテイストを助長。
今も昔も変わらないスタンダードサドルだけあって、見た目も使い心地もレベル高いですね。

カスタム総費用はおよそ3万円。ハンドル周りが大きなポイントとなるので、
そこだけのカスタムなら1万円程度で済むので初心者にもオススメですね。

そして最後は定番のPALETTE。


オリジナルのままでも存在感の強い個性派バイクですが、それを更にカスタムすることで
誰とも被ることの無い世界で一台のバイクを作ることができるのも魅力の一つ。
ロケ地は大阪でも屈指のアクの強いエリアですが、負けず劣らずのクセの強いバイクに仕上がりました(笑)


サドルはKASHIMAX特注のアニマルカバー仕様。これをサラッと乗りこなしてこそ大阪女子!
ホワイトタイヤに付け替えて配色のバランスを整えます。



ハンドルバーはGRUNGEのインターセクトハンドルでオールドスクール感を演出。
アップハンドルなので普段使い的にはこっちが乗りやすいと感じる人も多いかもしれません。
ライトはCRAZYSTUFFのスカルタイプでチョケてるのも大阪スタイル。

その他のパーツはほぼ純正流用のライトチューンとなっています。
カスタム総費用はおよそ1万5千円で手軽にできるのが嬉しいところ。

4回にわたってご紹介してきた2016年モデルのカスタムデモバイクですが、
これらはほんの一例に過ぎないので、既にバイクをお持ちの方もこれから購入する人も、
自分らしさを存分に自転車に盛り込んで、世界に1台のバイクを作って
自転車生活を楽しんでもらえればと思います。

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