昨晩行われたツアー・オブ・ターキーの最終ステージの結果、
カハルーラルのホセ・ゴンサルベが見事総合優勝しました!
総合2位にもカハルーラルのダヴィ・アローヨがランクインし、チーム総合も獲得。
更にルイス・マスがビューティオブターキー賞を獲得するなど、完全勝利と言える結果です!
ツアー・オブ・ターキーは8日間でトルコ南西部1265.7kmを走破するステージレース。
ほぼ同時期にワールドツアーカテゴリーのツール・ド・ロマンディが行われており、
多くのプロツアーチームはそちらに遠征する一方で、
昨年総合優勝したデュラセック擁するランプレ・メリダや、グライペル擁するロット・ソウダルなど、
カハルーラルにとってはタフなレースとなりました。
最初のトピックスは山頂フィニッシュの第2ステージでした。
ペッロ・ビルバオ含む3名のカハルーラルの選手と暫定トップのニエミエツ(ランプレ)が逃げを敢行し、
そこから抜け出したビルバオがそのままフィニッシュ。
レース展開からしてカハルーラルのコントロール下で進められた手堅い勝利でした。
そして標高1.850mの1級山岳頂上フィニッシュの第6ステージ。
この時点で暫定総合首位だったビルバオが体調不良で大きく順位を落とす中、
昨年スペインU23ナショナルチャンピオンの若手ハイメ・ロソンが活躍。
頂上手前2kmでランプレのニエミエツとテール・トゥ・ノーズの一騎打ちとなったが、
ゴール直前でロソンがスパートをかけてフィニッシュラインをトップで通過。
お気づきの方も多いと思いますが、ステージ優勝したビルバオとロソン共に
FUJI SLを駆っての山岳ステージ制覇となったわけで、ヒルクライム特性を改めて見せつける結果となりました。
UCIレースなのでレギュレーション通り車体重量は6.8kg以上に設定されてはいるものの、
重量アドバンテージだけでなくその優れた走行性能を披露する絶好の機会となりました。
総合優勝したホセ・ゴンサルベは一度も表彰台の真ん中に立つことはなかったですが、
全てのステージで上位入賞を果たした抜群の安定感はチーム内でも随一です。
そのゴンサルベが駆っていたのがFUJI TRAOSONICです。
エアロロードながらその軽量さを武器に山岳ステージでのアシストもなんのその。
昨年のツール・ド・フランスでデビューしてからあらゆるレース環境を経験してきましたが、
選手がこぞって言う「数値化できない安心感」というものが、過酷な環境では重要ということでしょう。
カハルーラルにとっては夏に行われるブエルタ・ア・エスパーニャでタイトルを獲る事が今年最大の目標です。
FUJIとしては2011年のGEOX-TMC以来のグランツールタイトル奪取を目指したいところです!
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